freee(フリー)とは?
freee(フリー)とは、クラウド型の会計ソフトです。
CDを使ってPCにソフトウエアをインストールするオンプレミス型の会計ソフトとは異なり、クラウド型の会計ソフトはWebを使って利用するものです。
そのため、インターネット環境さえあればどこからでも使えますし、またスマホからでも利用もでき、情報共有も容易に行えます。
freeeの強み
(1)料金が安い
法人は月額1,980円(個人は月額980円)です。
オンプレミス型ですと初期費用として数万円にバージョンアップ費用が掛かり、その他有料の保守契約が掛かるものも多いです。
(2)クレジットカードやネットバンキングのデータの自動取り込み
事前の準備や設定が必要となりますが、一度設定すると自動取り込みになるので便利です。
オンプレミス型ですと、手入力になります。
(3)バージョンアップ費用などの追加費用が掛からない
インターネット上で使うものなので、常に最新バージョンとして使えます。
消費税増税にも追加費用が掛かりません。
オンプレミス型ですと、毎年バージョンアップ費用が掛かります。
消費税増税の場合には追加費用が掛かります。
(4)ユーザーライセンス3名
3名まで無料で使えます。
オンプレミス型ですと、ユーザー数が増えるごとに料金が発生します。
(5)Mac対応
WindowsでもMacでも対応可能です。
オンプレミス型ですと、Macで使えるものが少ないです。また、Macで使うにしても、Mac上でWindowsの仮想化を実行する必要があります。
freeeの弱み
(1)全自動の罠
自動取り込みを強みとして持ってはいるものの、すべての金融機関に対応している訳ではありません。
また、取り込んでそのまま終わりになる訳ではないので、確かに入力の手間が省略できますが、ひとつひとつをみて修正する手間は発生します。
更に、現金で支払う場合や、個人事業主の場合にはご自身で立替する場合(事業主借)には、手入力しか方法がありません。
(2)規模の大きい事業者向けではない
ターゲットが中小企業向け、スモールビジネス向けのため、規模の大きい事業者には向かないかもしれません。
簿記の知識がほとんどない方でも記帳できるような仕組みが売りなので、そこは仕方ないですね。
freeeのサポートを希望される方へ
木村公認会計士 税理士事務所では、freee認定アドバイザーとして次のような支援をしています。
会計に関するサービス
導入サポート | freeeの操作方法の指導など、導入のサポートを行います。 |
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記帳サポート | freeeを使った実際の記帳についての指導などを行います。 |
記帳代行 | freee上での記帳を代行します。 |
記帳チェック | freee上に記帳された内容の定期的なチェックを行います。 |
確定申告代行 | freeeを使った個人の所得税の確定申告を代行します。 |
法人決算・申告代行 | freeeを使った法人決算業務や税務申告を代行します。 |
給与計算に関するサービス
給与計算 | 給与計算の代行ないしはチェックを行います。 |
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年末調整 | 年末調整の代行ないしはチェックを行います。 |
各種手続き代行 | 給与に関する各種提出書類作成を代行します。 |
freeeでの弊社紹介ページはこちらになります。
https://secure.freee.co.jp/tax_accountants/60743
まとめ
クラウド会計freeeの全自動のメリットは魅力的です。特に事業を開始して間もない方や、経理をご自身でされている事業主の方には強くお勧めします。
とは言ってもすべてが完璧ではなくデメリットもあります。
検討の目安を記載しました。
不明な点は何でもご相談下さい。
メリットが多い方
- 安く始めたい方
- スモールビジネスの方
- ネットバンキングやクレジット払いが多い方
- 経理や会計が分からない、簿記の知識がほとんどない方
メリットが少ない方
- 既に既存の会計ソフトで不便がない方
- 規模が大きい事業者の方
- ネットバンキングを使っていない、クレジットカード払いの経費が少ない方
- 現金取引や事業主個人の立替が多い方